娘氏にグノーブルの体験授業(算・国)へ行ってきてもらった。
Web上ではサピ系のテキストがどのような形式なのかは常識だと思われているのか,いまいち全体像のわかる情報がなくて西出身の人間にはよくわからないのでまずそこから。特にグノーブルの小2に関しては全然わからない。教室やクラスによって違うと思われるけど,きょうの体験授業はこんな感じだった模様。
小2算数 テキスト(「グノラーニング」):
- 授業中にやるメインのテキスト。B4で左上ホチキス留め。
- 表紙はきらめき算数脳的な問題で,表紙裏がその答え。これは授業ではやらない。
- 2枚目からが授業中にやる問題で,表と裏が同一内容(授業で表をやり,裏は家庭での復習用)
- 2~6枚目が今週の単元に関する内容で,きょうは授業中に4枚目まで完了し,5枚目の途中で時間が切れたようだ。5枚目は○つけ未の状態で娘氏が途中まで答えを書いていたけど,見た瞬間でわかるレベルで間違っていた:)
- 7枚目「今週の計算」は授業中にやった様子。
- 8枚目「算数実戦道場」と9枚目「復習テスト」は家でやれってことかな。8枚目は手をつけた形跡があるが…。
同 解答冊子:
- 別のホチキス留めで解答が渡される。
- 解説はそれほど入っていないが,このレベルの内容でそんなに解説を入れようもない気がする(大人の目で見て解説が必要そうなところは入っているように思う)。
計算マスター:
- B4両面で40問
- 「計算マスター」という名前だが,計算問題は左半分だけで,右側はあくまで「計算が中心の1行問題」であり「計算問題」ではない。
- 今日もらったものは,計算問題は整数の加算・減算(3桁まで)だけ。
小2国語 テキスト(「グノラーニング」)」:
- 授業中にやるメインのテキスト。B4で右上ホチキス留め。
- 表紙右側が漢字の問題。小田「原」とか神「戸」を漢字で書かせていて,なかなか容赦ない。それ2年生の漢字だけど2年生で習うやつじゃないと思う:)
- 「書いてみよう」が「その1~3」まであり,表裏で同一内容なので家で解き直しはできるようになっている。
- この「書いてみよう」が,グノーブルの売りである国語の記述授業で,きょうはその3まで終わったようだ。赤ペンで線を引かれたり矢印を書かれたりしていて,最終的には花丸までたどり着いたようだ(低学年なので適当な完成度の解答でも花丸なんだろう…)。
- 「つづり方教室」で文章を書くときの言葉の使い方のようなものが1枚2ページ(これは裏表同一ではない)。
- 「言葉の迷宮」という,ひらがなクロスワードパズル。
- 「漢字道場」で漢字の書き順が載っていてグレーのお手本の上を10回なぞる系の練習が5字,うち1字だけやってあった。1枚2ページ。
- 「漢字道場」続きは漢字の書き取りが1枚2ページ。特殊な読みの書き取りは見当たらないが,そこそこ難しい熟語の書き取り。
- 「復習シート」に,書いてみようの続編の「家で書いてみよう」もついていて提出する形式になっている。
同 問題文冊子:
- 「書いてみよう」出題の問題文が載っている。今週の物量はB5×5ページ半(会話文だらけなので字数は少なめ)。
同 解答冊子:
- 今週の問題は「家で書いてみよう」以外の全ての解答が書かれている。
- 「家で書いてみよう」は先週の解答が書かれている。
断片的にしかわからなかったテキストの実態がやっとわかった。
娘氏のコメント:
- たのしかった
- (他の学年では?授業中に行われるという簡単な確認のための小)テストはなかった
- 男の子が多かった(といいつつよく聞いたら男3,女4だった)
- 男の子が先生に紙飛行機を飛ばしていた
- 国語も算数も,自分で問題を解いて先生が見ながらいろいろ言う。前で説明はない。くもんみたい
- (算数は)自分が一番早かった
連れて行った妻が聞いた先生のコメント:
- 算数はよくできていました
- 国語は戸惑っているようでしたが最初だからかなと思います
テキストを見た私の感想:
- 距離の2kmと300mとかをシームレスに単位mで楽々足し算しているけど,それ入室テスト対策で1週間前にできるようになったばかりのやつじゃん。何が「自分が一番早かった」だ:)
- 展開図を見て答える問題,以前の能力でもできたのかもしれないけど,今日の体験学習の単元(「総合」)に立体の2回目が含まれていたので,見取り図と展開図(四谷予習シリーズ4年上単元19)の一部を昨日やったのが影響しているのでは…。
あまりガリガリと進む感じではないけど,娘氏もすらすらできているわけではないので,現時点での難易度として悪くはないのかもしれない。このまま小3をやれば小4開始に必要な学力が身についているのか?は怪しい気がするが(グノの小3に分数や小数はないからな…)*1。
SAPIXの入室説明会で上映された動画のような,先生が前で子供を当てながら解説していく系の授業がなかったというのは意外だった。1クラスしかないと生徒によって反応速度が違いすぎて一律の授業が成立しないってことかな(その結果くもんみたいになっている,と)。でも体験授業を受けた浜のマスターコースもSHの1クラスしかなくて人数も同じくらいだったけど,前で先生が板書しながら生徒が手を上げて当てながら進めてたけどな…。
何にしろ,この教室の小2だと母集団が頼りない。塾に行かせる目的の1つとして,神々と戦ってこいというのがあるわけで…。新小3で上位層増えるかな?
本人は楽しかったと言っているので,夏期講習を受けさせてみるのはアリかなと思った。それから反省点として,体験学習の単元を見て先回りして過保護なことをするのはやめよう。
*1:その後よくよくカリキュラムを確認したら,なんと小2には分数や小数があった